冬薔薇(ふゆそうび)2011.11

・・・急に、冬薔薇が見たくなってバラ園に足を運んだ。
以前から、薔薇は、私の為に咲いてくれると信じている厚かましさ。

溢れんばかりの嬉々とした気持ちを、花びらに託して咲き誇る・・・
そんな、5月の薔薇が好きなのである。
芳醇な香りに包まれた時には、かけがえのない幸福を、
世界中で独り占めしているようにさえ感じていた。

それに比べて、冬薔薇は、
一輪一輪が、丁寧に時を刻んでいるかの如く、凛とした花姿になる。
花や葉の色も形も、際立って見え、何者をも寄せ付けない観、
孤高の薔薇を感じさせる。

何故だか急に、そんな冬薔薇に会いたくなった・・・



The McCartney Rose
(ビートルズのポールマッカートニーから)

Sangerhauser Jubilaumsrose
(ザンガーハウザー ユビレウムスローゼ)

Matilda(マチルダ)

Blue Bajou(ブルーバユー)

芳醇

White Magic(ホワイトマジック)

庭の黄バラ(名前は不明)

Solidor(ソリドール)

Midas Touch(マイダスタッチ)

冬薔薇・・・この言葉がいつも連想させるものがあります。
♪・・・せめて海に散れ 想いが届かば・・・
せめて海に咲け 心の冬薔薇・・・♪
谷村新司さんが作詞作曲した“群青”の歌詞です。
およそ、薔薇を想う歌ではなく、
神風特攻隊の息子を想う父親の心情を歌い上げたものです。

“きけわだつみのこえ”とか、百田尚樹氏の“永遠の0(ゼロ)”などを読んでは、
溢れる涙を止められませんでした。
潔さとか愛国心とか賛美するつもりは毛頭ございません。
戦争は、決して許してはいけないことです。


少々話題が深刻になってしまいますので、、、本日はこの辺で。
初夏に咲く薔薇も冬に咲く薔薇も、その対比的な美しさが大好きです。

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